Windows Command Line
Windows には、コンピュータ上で動作する Windows OS のバージョン(サービスパック番号など)を表示するコマンドラインユーティリティがあります。 これを見つけるのに役立つ複数の CMD コマンドがあり、必要性に応じて選ぶことができます。 Ver コマンドは OS のバージョンを表示しますが、Systeminfo コマンドはさらにサービスパック、OS のエディション、ビルド番号などを表示します。
CMD から OS バージョンとサービスパック番号を調べる
上記のように、Ver コマンドは OS バージョンだけを表示して、サービスパック番号を示しません。 サービスパック番号もSysteminfoコマンドで調べることができます。 Systeminfo は他の多くの情報もダンプしますが、findstr
コマンドを使ってフィルタリングできます。
systeminfo | findstr /B /C:"OS Name" /C:"OS Version"
例:
このコマンドは XP, Vista, Windows 7 および Server エディションでも動作します。
Windows 7 SP1 の場合、出力は以下のように少し異なります。
より詳細に表示したい場合は、検索パターンに ‘OS’ だけを使用することができます。
C:\>systeminfo | findstr /C:"OS"OS Name: Microsoft Windows Server 2008 R2 EnterpriseOS Version: 6.1.7600 N/A Build 7600OS Manufacturer: Microsoft CorporationOS Configuration: Standalone ServerOS Build Type: Multiprocessor FreeBIOS Version: IBM --, 7/28/2005
WMICコマンドでWindowsのバージョンを確認する
以下のWMICコマンドを実行してOSバージョンとサービスパック番号を取得します。
wmic os get Caption,CSDVersion /value
Windows7での例:
c:\>wmic os get Caption,CSDVersion /valueCaption=Microsoft Windows 7 EnterpriseCSDVersion=Service Pack 1
OSバージョンだけを確認する場合は、Verコマンドを使って確認できます。 コマンドウィンドウを開き、verコマンドを実行します。 ただし、このコマンドではサービスパックのバージョンは表示されません。
C:\>verMicrosoft Windows XP C:\>
このコマンドはWindows 7のシステムでバージョンを表示するものではありません。