Effects and predictors of shoulder muscle massage for patients with posterior shoulder tightness
国立台湾大学病院の機関審査委員会で承認された無作為比較試験です( ClinicalTrials.gov ID: NCT01022827; Protocol ID: 200905041R)。 当院の外来で上腕骨内旋制限と評価された患者を研究への参加資格とした。 参加基準は以下の通りです。 (1) 健側に比べ内旋ROMが10%以上制限されていること (2) 肩の後方部位にタイトネスがあること。 肩後部のタイトネスは、タイトネス測定値が健全側と比較して10%以上多いものと定義した。 肩後部のタイトネスの測定は水平屈曲ROM(cross chest adduction)測定による。 筋電計で横方向のタイトネスを測定したため、皮膚・皮下組織の厚みが測定の妥当性に影響する可能性がある。 そこで,BMI(body mass index)が19未満または24以上の被験者は,皮膚・皮下組織の厚さが筋の締まり具合の測定に交絡因子を持つと予想され,調査から除外した. BMIは体重(キログラム)を身長(メートル)の2乗で割ることで算出した。 その他の除外基準は以下の通りである。 (1) 特定の肩に対する手術、(2) 関節リウマチ、(3) 肩に残存する脳卒中、または (4) 肩複合体の骨折。
臨床的に意味のある差を構成するものの判断と先行研究からの変動推定値に基づき、1群25人のサンプルサイズは介入前後の15度の内旋ROMおよび対象の2群間の差を検出する80%の力を両側検定でαレベル.05で提供した。 参加者は、研究の目的と手順について書面と口頭で説明を受けた。 参加に同意した場合、NTUHのHuman Subjects Committeeで承認されたインフォームドコンセントフォームに署名した。
合計69名の患者が募集され、そのうち9名は基準により除外された。 60人の患者が、コンピュータで生成された順列番号付きの密封された不透明な封筒による15の順列ブロック無作為化法によって、マッサージ群と対照群に無作為化された:女性43人と男性17人、平均年齢は54歳(範囲43~73歳)であった(表1)。 順列表はMMCC, MCMC, MCCM, CCMM, CMCM, CMMC (M: マッサージ; C: コントロール)であった。 患者は研究に参加する前にインフォームドコンセントフォームに署名した。 図1は、臨床試験を通じた活動と参加者の流れをまとめたCONSORT図である。