Blood pressure and response to “stress” in 11-16 years old children
27 girls and 33 boys 11-16 years oldで安静時の血圧と「ストレス」に対する心血管系の反応について調べた。 1群(HT,n=23)は高血圧の母親で高血圧の妊娠経験があり,もう1群(NT,n=20)は正常血圧の母親で高血圧の妊娠経験があり,対照群(C,n=17)は正常妊娠の母親で正常血圧の妊娠経験がある者である。 安静時血圧は3群とも124/71mmHg(HT)、117/67mmHg(NT)、112/65mmHgであった。 収縮期血圧は3群とも有意差があった(p0.05未満-p0.001未満)。 騒音刺激(100dBA)に対する反応は全群で同じで、拡張期血圧、平均動脈圧、心拍出量が増加した。 ビデオゲーム中の血圧と心拍数の上昇は各群で等しかったが、運動中の拡張期血圧はNT群とC群のみでわずかに低下した。 母親の高血圧歴が異なる子供における血圧の違いは、「ストレス」に対する心血管系の反応パターンの変化を反映していないようである。