Avulsion fracture of distal fibula is associated with recurrent sprain after ankle sprain in children

6月 29, 2021
admin

Purpose: 本研究では、小児の足首捻挫のX線写真と臨床結果、およびそれらの関連性を明らかにすることを目的としました。

方法は以下の通りである。 初発の足関節捻挫を負った患者を前向きに調査した。 腓骨遠位端の剥離骨折を評価するため,初診時に足首のすり鉢状,外側,前距腓靭帯(ATFL),踵腓靭帯図のX線撮影を行った. 剥離骨折の患者には、8週間後にX線撮影を行い、骨癒合を評価した。 治療方法は標準化されておらず、患者本人、両親、治療担当医が決定した。 捻挫の再発とQOLは,Self-Administered Foot Evaluation Questionnaireを用い,患者のカルテを確認することで評価した. 剥離骨折と捻挫の再発との関連は、単変量解析および多変量解析で評価した。

結果 年齢中央値9歳(範囲6~12歳)の患者143名を分析対象とした。 剥離骨折は89例(62%)に認められた。 剥離骨折の診断におけるATFLビューの感度は0.94であったが,前後・左右ビューの感度は0.46と有意に低かった(P < 0.001)。 8週目に一体化した骨折は17%に過ぎなかった。 中央値24ヵ月の追跡調査を行った114例(追跡調査率80%)のうち,41例(36%)に捻挫の再発が認められた. 発生率は剥離骨折のある患者の方がない患者より有意に高かった(44 vs. 23%, P = 0.027). 多変量ロジスティック回帰分析では、剥離骨折は捻挫の再発と独立して関連していた(P = 0.027)。

結論 3分の1以上の患者が捻挫の再発を経験した。 剥離骨折の有無は捻挫再発のリスク上昇と関連した。 剥離骨折のある患者とその親には,捻挫の再発とその後の足関節の不安定性のリスクについて説明し,慎重な経過観察が必要である。

エビデンスレベル IIIです。

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