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ウマノッタカルチャーの制作現場には極論が存在します。 ブラジルに “s “をつけるのか、ブラジルに “z “をつけるのか。本来、英語ではブラジルは通常、正しく “z “で綴られ、ポルトガル語では “s “で綴られるのですが、ブラジルは “s “で綴られています。 しかし、編集長で語形にこだわるジョナサン・ロスマンは、英語では “z “が一般的だから、このままでいいと主張している。 プレスリリースやメディアなどで、私たちのことを真剣に受け止めてもらうには、私たちがスペルを書けることを示さなければならないという主張です。もっと突飛なことを言えば、言語とは生きた表現形態であり、アーティストやコンテンツの作者として、シンボリックな連想の再現や大衆の興味を引くために、通念を押し広げる創造的ライセンスを持っていると私は思います。 私たちのジャムやフェスティバルの名前は「Uma Nota」ですからね。 しかし、このBrasilとBraziの混同は一体何からきているのだろうか? まあ、国の名前であるブラジルは、植民地時代初期に国の主要な輸出資源であったパウブラジルまたはブラジル木材に由来しています。わかりました、しかしスペルはどうですか? これは、歴史的な混乱と、受け入れられる形がなかったためです。 以前、ベロオリゾンテで1870年代のコインを見つけたのですが、表記が “Brazil “だったんです。 ブラジル文学アカデミーは1897年に設立されたばかりで、それまではブラジルには正書法に関する規範を発行する公的機関がなく(アカデミーがその機能を引き継いだ)、さらにブラジル社会のごく一部が教育を受けられるに過ぎなかったのです。その結果、「公式」あるいは「正しい」綴りの定義がなかったため、「Brazil」と書く人もいれば、「Brasil」と書く人もいたのです。
上の写真。 左のお札は、1917年のものです。 上部の「Republica dos Estados Unidos」と、そのすぐ下の「do Brazil」の表記に注目。 しかし、右側のお札は1921年に印刷されたもので、「Republica dos Estados Unidos do Brasil」と記載されている。 この混乱は、1945年にブラジルとポルトガルが会談し、ポルトガル語の正書法語彙に初めて合意するまで続いた。 コメントをお寄せください。