Age at marriage is rising for Asian women and men, according to new data
Abstract
PIP: アジアにおける結婚年齢の遅れと結婚する比率という社会変容について述べている. 政策的含意を確認した。 女性の結婚年齢の標準は、南アジアでは15歳から17-18歳へ、東アジアでは18歳から24歳以上へと上昇している。 男性の結婚年齢も上昇しているが、それほどでもない。 少子化と家族サイズの縮小、人口増加率の低下、女性の役割の変化、若者のサブカルチャーの出現と婚前性行動の普及が同時に起こっている。 独身者の数は増加し、今後も増え続けると予想される。 ネパール、バングラデシュ、スリランカ、マレーシア、韓国、地域別合計の結婚年齢の変化について例を挙げている。 東南アジア諸国では劇的な変化は少なく、主に20〜24歳のグループでの変化(独身女性の30%から74%へ)である。 男性の変化は規則的でなく、大きさも小さい。 東南アジアでは、男性の結婚年齢の上昇は、女性に比べて1〜2年程度にとどまっている。 東アジアでは、韓国が6歳、台湾が4歳、日本が2歳と、国によって差がある。 南アジアや東南アジアでは独身男性が多く、東アジアでは既婚男性の10代25歳は稀である。 男性の結婚のタイミングは、女性ほど社会的・文化的な変化と密接に関連していない。 男性の結婚のタイミングは、戦争や移住のような一時的な混乱に伴うものであり、女性のパターンは構造的な変化を反映したものである。 特に日本では、男性の未婚率が増加傾向にある(50歳代男性で1920年代の1.1%から1980年代前半の18%)。 タイ、バングラデシュ、香港では女性の未婚化が進んでいる。 シンガポール、タイ、フィリピンなど、都市部や教育水準の高い層では未婚が多い。 その意味するところは、歴代世代間のギャップが長くなり、妊娠のリスクにさらされる期間が短くなることである。 研究結果によると、初婚年齢が1年遅れると、子供の出生率が20%低下することが分かっている。 学校教育は結婚法と同様に結婚年齢を遅らせるが、政策の変更よりも構造的・経済的な変化の方が重要かもしれない。 政策は女性の地位や機会に影響を与える。