Abstract 12768: 赤血球分布幅の標準偏差(RDW-SD)はRDWよりも死亡率を強く予測する

12月 18, 2021
admin

背景。 赤血球分布幅(RDW)は,心血管,肺,外傷,その他の患者や一般集団の死亡率を予測する. RDWは赤血球体積の標準偏差(SD)を平均赤血球体積(MCV)で割ったものである。 MCVの高さも死亡リスクを予測することから,RDW-SD(RDW分子)はRDWよりも強く死亡を予測すると仮定した

Methods: RDW,MCV,その他の全血球計算(CBC)および基礎代謝プロファイル(BMP)の検査パラメータを,入院,外来,救急部のいずれかの診断でインターマウンテン・ヘルスケア病院を受診した成人患者N=119,530人について測定した。 RDW-SDはRDW×MCVとして算出した。 全死因死亡率は病院記録,ユタ州の死亡診断書,社会保障省の死亡マスターファイルから求め,Cox回帰を用いて関連性を検証した。 患者の平均年齢は55.5±20.0歳で、58.3%が女性であった。 単変量解析では、RDW-SDはRDWよりも死亡率との関連が強かった(表)。 この差は年齢,性別,MCVを除くBMP,CBC因子で調整しても変わらなかった. 五分位5 vs. 1では,単変量および調整後のRDW-SDハザード比は対応するRDWハザード比より有意に高かった(p≦0.05). MCVで調整すると,RDWの関連はRDW-SDと同程度に強化された<4785><2938>結論 大規模な一般患者集団において,RDW-SDは単変量およびMCVを除いた多変量調整でRDWよりも強く死亡率を予測した。 MCVを調整することで,この予測能力の差は解消された。 このことから、RDWをリスク予測因子として使用するには、他のCBCパラメータを同時に考慮する必要があることが示唆される。 重要なことは、現在一部の臨床血液分析装置ではCBCとともにRDW-SDが提供されていることである

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