霧氷
ドイツの黒い森にある木の硬い霧氷
霧氷とは、霧の中の水滴が物の外面に凍ってできる白い氷のことで、この硬い霧氷のことを言います。 冬、低く垂れ込めた雲によって霧が発生し、山や尾根の上にある樹木によく見られる。 風速が速く、気温が-2~-8℃のときに、木の枝や建物など固いものの風上側で凍ることが多い。
特徴編集
硬い霧氷は振り払うのが難しく、羽毛やとがったように見える柔らかい霧氷や、均一で透明に見える透明な氷とは異なり、櫛のような外観をしている。
ニューハンプシャー州のワシントン山などの気象学的に極限の場所にいる科学者はしばしば、風力計やその他の測定器を作動させるために気象装置から大きな霧氷の塊を壊さなければならないことがある。
雪結晶上の形成編集
ある大気条件のもとで、雪結晶の形成と降下は大気の過冷却雲粒と出会い通過することができます。 直径約10μm(0.00039インチ)のこれらの液滴は、-40℃(-40°F)近くの温度まで未凍結の状態で存在することができます。 雪の結晶と過冷却液滴が接触すると、結晶の表面に液滴が凍結する。 このような結晶の成長過程を「付加体」と呼ぶ。 表面に凍結した液滴が見られる結晶は、リムドクリスタルと呼ばれる。
縁取りのある結晶の表面の凍った液滴は解像しにくく、可視光顕微鏡では解像度と被写界深度に限界があるため、霰粒の地形を記録することは容易でない。 しかし、低温走査電子顕微鏡(LT-SEM)による雪の結晶の観察では、結晶の表面に最大50μm(0.00197 in)の雲粒がはっきりと確認された。 この霧氷は、板状、樹枝状、柱状、針状など、雪の結晶の4つの基本形すべてで観察されている。 霧氷が続くと、凍結して蓄積された雲の水滴の塊が元の雪の結晶の正体を見えなくし、それによって霰粒子が生まれる。