浮遊するゴミの島は国家になりうるか?

4月 30, 2021
admin
太平洋のゴミの渦

The Pacific Trash Vortex, via Ocean Defenders

キャンペーンは、北太平洋に浮かぶフランスほどのゴミ島を国として認定させようとしている。

「Trash Isles」と呼ばれるこの国は、環境チャリティーのPlastic Oceans Foundationとメディア企業のLadBibleが発案し、ハワイ沖に浮かぶプラスチックの塊を、世界の194番目の国として承認するよう国連に請願しています。

Trash Isles flag

Courtesy of Mario Kerkstra / Plastic Oceans Foundation / LadBible

モンテビデオ条約第1条では、国は、境界線を定めることができること(日々ゴミを蓄積し続けると厄介)、政府があること、他の国と交流できること、恒常的に住民がいること、としています。

幸運なことに、環境保護主義者で元アメリカ合衆国副大統領のアル・ゴアは、Trash Islesの最初の国民になることを志願しています。 2人目はデザイナーのMario Kerkstra(マリオ・ケルクストラ)です。彼は、ゴミを浮かべた島の旗、パスポート、切手、通貨(debrisと命名)を作成し、皮肉たっぷりに表現しました。 毎年約800万トンのプラスチックが海に捨てられており、これは1分間にゴミ収集車1台分に相当します。

Courtesy of Mario Kerkstra / Plastic Oceans Foundation / LadBible

Courtesy of Mario Kerkstra / Plastic Oceans Foundation / LadBible

Courtesy of Mario Kerkstra / Plastic Oceans Foundation / LadBible

Courtesy of Mario Kerkstra / Plastic Oceans Foundation / LadBible

「この国を縮小したいんだ」。とゴア氏は言います。 これ以上プラスチックを増やしたくないので、このガラクタの代わりに生分解性の素材を考えましょう。 炭素に値段をつけるべきで、そうすればプラスチックの経済的魅力にも影響を与えるだろう」

ゴアはまた、廃棄されるプラスチックの量を最小限にし、新しい製品に再利用される量を増加させるリサイクル法の導入を提唱しています。

Trash Isles stamps

Courtesy of Mario Kerkstra / Plastic Oceans Foundation / LadBible

プラスチックは年間100万羽以上の海鳥を殺し、また人間の食物連鎖にも入り込み始めているのだそうです。

ゴミの島が正式に認められれば、国連が管理するのと同じ環境法が適用され、ゴミの国が自浄作用を発揮することを余儀なくされるでしょう。 フランソワ・ペランの「エア・ハウス」構想は実現するか

  • Tags: 海洋 ゴミの島

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